
しっかりと説明できるように
なぜ、私や私の周りには元本割れするリスクのある投資をしてまでお金を増やそうとするのか。私も正直、経済的自由を手に入れたいということしか考えたことがありませんでしたが先日、職場で
財形年金を解約します。
と総務の方に伝えたところ、なぜか横にいたお局の方に
絶対、後悔するよ、なんで辞めるの?
と言われました。私は基本的に投資や資産運用について職場では理解がある人にしか話しませんのでこの時は無視しましたが、かっこよく理論武装して解説しながら話をできるようにしておこうとも考えました。また、投資を始めたいけど・・・と考えている人にも投資をする理由がわかればその一歩を踏み出す勇気を出してもらえるのではないかと思いました。
投資をすべき理由

ー投資すべき理由ー 1 r>gを知る 2 目標インフレ率2%とは 3 少子化と年金
r>gを知る
これは、フランスの経済学者であるトマピケティ氏が「21世紀の資本」の中で証明した理論です。
r=資本収益率
g=経済成長率
という意味です。
資本収益率=投資の収益率
経済成長率=労働賃金
と言い換えられます。さらにこの資本収益率は4%、経済成長率は1.5%と言われていることから、労働の対価よりも投資の福利で運用していくほうが豊かな暮らしができるということであり、世界の格差社会をここから生まれていると言えるかもしれません。ですから投資家になって投資で得られる成長率の恩恵を受けましょうというのが投資を始める1つめの理由です。
目標インフレ率2%とは
政府は、インフレ率を年間2%の上昇を目指すとしています。また、アメリカのFRB(日本の日銀と同じ機関)も今回の新型コロナウイルスの影響によって、インフレ目標2%として低金利時代に突入しました。インフレとは、お金の価値が下がり物の価値が上がることです。その反対にデフレとは、お金の価値が上がり物の価値が下がることです。日本を長期的なデフレが続いていることからデフレ脱却を目指しているところです。これは金利を引き下げて市場などにお金をジャブジャブ流すという方法などで行われています。
インフレ率年間2%を目指すと約35年で現在のお金の価値が半分になるということですので老後に現金100万円を持っていても現在の50万円分のモノしか買えないということになります。なので投資をすることによって、インフレリスクに対応できる投資をしようというのが2つ目の理由です。なぜ、投資がインフレリスク対策になるのかというと、インフレになると物価の上昇によって、企業の利益も上昇するため結果、株価なども上昇するからです。
少子化と年金
日本は、人口減少が進み少子高齢化が進んでいます。労働生産人口が減少することから賦課方式を採用している現状の年金制度では、将来もらえる年金額が減少することが決定的です。そのため政府は、自助努力で老後に必要とされる2000万円を用意してくださいと言っています。これが投資をすべき3つ目の理由です。投資をして配当金を得られるインカムゲインか株価の上昇率で得られるキャピタルゲインを活用して年金に変わる資産を用意しましょう。
インフレに弱い資産
インフレに弱い資産についてですが、ここは簡単に
現金と保険
です。これは将来に向けてインフレを目指す中ではお金の価値が減少するのにお金自体が増えないからですね。将来もらえる受け取る金額は現在価値と等価かインフレで減少してしまいます。なので保険と貯金は同じものとして考えてはいけませんし、現金も価値が目減りしていくと考えておくとよいでしょう。

まとめ
投資をまだ初めてない方は、少しでも背中を押せたり何かの参考になれば幸いです。投資は、適正なリスクを取って手堅く運用すれば現金や保険以上の期待利回りが得られると思います。皆さんの生活がより良くなるようこれからもお手伝いできたらと思います。
それではまた!
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