【元警察官の挑戦】民間企業で1ヶ月働いて感じたリアルな違い

FIRE生活
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元警察官が民間企業で働いてみてわかったこと

15年間、警察官として勤務し係長職まで経験しました。
その後、個人事業主として、デザイン会社の校正やオンライン秘書をしながら、kindle出版をしてきました。
この経験を活かして、警察官や公務員のための資産形成相談やFPになりたいと仕事を再開しました。
その結果、警察官は、民間でも通用するのかをお伝えしたいと思います。

結論:警察官でも民間企業で十分通用する

まず結論からお伝えします。
15年間勤務した元警察官であっても、民間企業でまったく問題なく仕事ができます。
むしろ、スピード感や正確さという点では、警察官の方が意識が高いとさえ感じました。

あなたは「警察官の仕事と民間企業の仕事は全然違うんじゃないか」と思っていませんか?
実際に私もそう思っていました。
しかし、1ヶ月働いてみて強く感じたのは、警察官として培ったスキルはむしろ強みになるという事実です。
とくに「報告・連絡・相談」「時間厳守の姿勢」「スピード感のある仕事」は、どの業界でも高く評価されます。

企業や業種をしっかり選定すれば、まったく問題なく民間で仕事が通用することがわかりました。
しかも現在、40歳の私がです。

勤務先は保険代理店

ゆったりとした雰囲気に驚かされる毎日

この会社を選んだ理由

・自宅から徒歩10分未満の場所にあること
・ノルマ無し、残業無しであること
・地元では知られた名前の企業であること
・FPの勉強や知識をお金をもらいながらできること

私が勤務することになったのは、かなり古くからあるインフラに近い企業が運営する保険代理店です。


私がまた、仕事を開始したのは、
・社会保険の最適化のため(扶養による3号保険者という無敵の制度を活用)
・FP2級をお金をもらいながら取得するため
・FPの実務を経験するため
という理由がありました。


この会社の空気感をひと言で表すなら「非常にゆっくりしている」です。
正直、「遅い!遅すぎる!一体、こんなことにどの位時間を掛けているんだ!」と思う事も多々あります。


警察官時代の私は、事件や事故への対応に常にスピードが求められていました。
それに比べると、このスローな雰囲気には驚かされると同時に、もどかしさも感じます。

異動によって配置される社員たちの不満

この保険代理店で働いて気づいたのは、専門知識を持ったスペシャリストがほとんどいないということです。
多くの社員は「各部署から異動してきた」という経緯を持ち、仕方なくこの部署に配属されている人が多く、金融知識も乏しいと言えます。

そのため、「金融知識に精通しているから働いている」のではなく、単に「人事の都合でここに来た」という人が多いのです。
この会社の花形部署は、別にあります。
異動希望も出せないらしく社員のモチベーションは高くなりにくい状況です。

だからこそ、私でも気楽に仕事ができるという点では大きなメリットです。

知識格差が大きく、投資リテラシーも低い

さらに感じたのは、金融知識の差が社員ごとに大きいということ。
基本的な用語を理解している人もいれば、顧客に説明できるほどの知識を持っていない人もいます。

そして、FIREや投資の知識を持っている人は皆無でした。
「保険代理店で働いているのだから当然、金融リテラシーは高いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
私も最初はそう思っていました。
しかし実際には、仕事上必要な範囲だけを知っている人が多く、「お金を増やす」「資産を守る」という意識はあまり感じられません。

やはり現実世界では、FIREや投資を知っている人はほとんどいないことがよくわかりました。
本当にFIRE界隈の人達との交流は貴重です。

組織全体に漂う高齢化と人材不足の空気

もうひとつ強く感じたのは、年齢層が高く人手不足が深刻だということです。
部署を見渡すと、若手はほとんどおらず、40代以上が中心です。

もちろんベテランの持つ経験は貴重ですが、反面、最新の知識やスピード感が欠ける部分も目立ちます。
あなたも「職場に若手が少なく、新しい風が入ってこない」と感じたことはありませんか?
この環境では、組織の活力が不足し、業務効率にも影響していると感じざるを得ません。

個人事業主経験者から見た“雇われマインド”社員の存在

私は警察官を辞めた後、個人事業主として働いてきた経験があります。
そのため、どうしても会社員の「雇われマインド」に物足りなさを感じてしまうのです。

たとえば「時間単価」を考えない業務や効率化を進めない状況に違和感を感じます。
もっとこうしたら、効率的に利益上げれるのに・・・どうして、これをしないの?など疑問点はたくさんあります。


これまでに皆さんも「もっと主体的に動けばいいのに」と思った経験はないでしょうか?
個人事業主としては
・どうすれば売上を伸ばせるか
・顧客満足を高められるか
・業務を効率化できるか
を常に考えるのが当たり前ですが、多くの社員は「与えられた仕事をこなせばいい」という感覚で、挑戦心が乏しいのです。

もっと自分の事業として捉えて、「どうやったら利益が上がるのか」を考えると仕事も楽しくなるはずです。

まとめ:警察官の経験は民間でも強みになる

1ヶ月間、民間企業で働いてみてわかったことは、

警察官の経験は間違いなく民間でも通用する

ということです。
むしろ、警察官として培ったスピード感・正確さ・責任感は、民間企業で働く上で大きなアドバンテージになります。

もちろん、組織の雰囲気や社員のマインドには戸惑う部分もありました。ですが、それ以上に「自分の経験を活かせる」という自信を得られたのは大きな成果でした。

あなたがもし「警察官から民間に行っても大丈夫だろうか」と不安に思っているなら、声を大にして伝えたい。
大丈夫です、こんな私でもできるのですから!
自分のキャリアを信じて、一歩を踏み出してみてください。

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