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2023年10月末に地方公務員を退職しました。
今回は退職を決めた後や退職後の周囲の反応をご紹介したいと思います。
これからセミリタイアを予定している方や早期退職をしたい方は、家族や上司、同僚などがどのような意見を述べてくるのか参考になると思います。
ちなみに地方公務員を途中で退職するということは非常に珍しので周囲の人には非常に驚かれました。
セミリタイアに対する周囲の反応
結論から言うと両親からはかなり戸惑いや失望の言葉があり、関係は悪くなりそうです。
一定の理解を示してはくれるもののこれからの生活をどうするのかと何度も聞いてきます。
職場の人間からは、励ましの言葉と今後の生活を教えてほしいという人が大半でした。
多くの人たちと退職について話をして自分の意見を話したり相手の意見を聞いたりしたよ
これだけでもすごく価値のある話を聞けたと思ったんだ
共通していた反応
年齢が高い人ほど、辞めようと思ったことがあったが辞めれなかった、勇気がなかったという言葉を口にしていました。
身の上話や本音を口にすることが多かったように思います。
自分が退職を決めたからこそ聞ける他の人たちの「本音」であり、とても貴重な経験でした。
各々の人生観を聞く機会が私にはあまりなかったので退職することがなければ一生聞くことのない話だったでしょう。
両親の反応
私の両親は、退職することに非常に戸惑いを感じていました。
両親は70代で夫婦共に地方公務員を60歳まで勤め上げ定年しているため、仕事にも誇りをもっていました。
私は以前からそろそろ仕事を辞めようと考えている、お金の貯えもあるし、旅行がしたいと考えていると話していました。
しかし、それでもセミリタイアという概念を持たないので納得してもらうことは不可能でした。
特に印象に残っているのは、仕事をしないということは人生を無駄にしているという言葉でした。
これから両親とどのような関係になるのかわかりませんが困ったことがあれば力になれるようにしたいと思い、それまではつかず離れずの距離感でいようと思います。
職場の上司の反応
上司と言っても私が信頼している上司であり、義理を果たそうと連絡をした人でしたので、否定も肯定もせず話を聞いてくれました。
自分がもし、もっと若ければ、辞めていたかもしれないなと言ってくれたことが印象的でした。
最後は、これから頑張ってなという風に激励をしてお別れしました。
意外ですが多くの方が一度は辞めたいと考えたことがあると話してくれます。
50代後半の方なのですが若い人の気持ちを理解してくれる非常に素晴らしい方で今でも尊敬しています。
職場の同僚の反応
同僚は、世代が近いこともあり否定的な反応はあまりありませんでした。
辞めた理由を特に深く聞きたがるのでFIREについて簡単に話をします。
しかし、セミリタイアや投資について勉強している人も周りにはあまりいないので説明するのが大変でした。
その中でFIREやセミリタイアを目指したいという人はいませんでしたので意外に感じ、SNSやYouTube界隈が異常値なのだと実感しました。
また、家を買い、家族がおり、今の自分には早期退職は不可能という人もいました。
「退職金はいくら?」と全員から聞かれます。やはりそこはみんな気になるところですよね。
セミリタイアをすることの代償
セミリタイア民への世間の目はかなり厳しいものでした。
周囲の理解が得られる可能性はかなり低いことがわかりました。
特に身内になればなるほど、真剣に悩んだり怒ってくれているのでしょう。
私も両親には非常に申し訳ない気持ちになりました。
肩書と所属がなくなる
日本の社会ではまだセミリタイアやFIREが受け入れられていないということを改めて実感しました。
また、肩書や組織に属しているということが人生では非常に重要なことと考えている人が大半であり、年齢が高くなればなるほどその傾向は強いように感じました。
そのような方々からすると自分が誰なのかではなく、どこに所属する誰なのかが重要なのです。
家族との関係が悪化した
親族間の関係が崩れる可能性があります。
少なくとも私は両親との関係が疎遠になったと思います。
それでも私にはやりたいことがあり、目指す価値があると考えてセミリタイアしています。
しかし、私自身がもっと前から話し合いを積み重ねて理解をしてもらうように努めていれば違った反応であったかもしれませんね。
嫌われる勇気で言うなら課題の分離であり、両親がどう受け止めるかまでは私にはどうすることもできないので見守っていきたいと思います。
もしこれからセミリタイアや早期退職を考えている方は、両親や伴侶と事前によく話あっておくことが必要かもしれません。
安定がなくなる
仕事がなくなり、収入がなくなります。
組織に属していないので、信頼も低下しクレジットカードや賃貸契約も難しくなります。
この不安定な生き方が耐えられないのであればセミリタイアはすべきでないでしょう。
自由の代償として、安定を失う不安感は、人によってはかなりのストレスになると思います。
また、転職も年齢が高くなればなるほど難しくなるので、失うものは年齢が高くなるほど大きくなります。
それでもセミリタイアしてよかった
ボクはこれからの人生にとってもワクワクしているんだ
でもこれは、自分一人では決断できなかったと思う
妻がいたおかげだと感謝しているんだ
それでは、私がセミリタイアをして後悔しているのか・・・もちろんNOです。
他人と違う人生、自分だけの人生、自由な人生
何かを得るには何かを失う覚悟が必要なのだと実感することができました。
自分の選択に後悔はありません。
今までの満員電車での通勤、嫌な人間関係、余計なストレスから解放されるだけでも価値がありました。
自分の人生を取り戻せてるような気がしています。
おわりに
今回、セミリタイアについて周囲の反応をご紹介しました。
人間関係が壊れてしまうかもしれないと思うこともありましたが、これで人間関係が終わってしまうようであればそれまでだったと諦めて私は新しい仲間を見つけていこうと思います。
私の人生は今まさに始まったばかりなのだと感じるのです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
人生は一度きり!右肩上がりでいきましょう!
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