FIREをしたら、仲間と語らう時間こそが最高の贅沢になる
FIRE後の人生で見つけた“豊かな人生”
FIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成した後、楽しみはFIREを通じた人との交流会です。
FIRE後の生活に入って最初の数ヶ月は、ゆっくりとした時間を楽しむ一方で、社会との接点をどのように持てばいいのかを考えていました。
そんなときに出会ったのが、寺澤さんが主催するFIREコミュニティ「FIREテラス」です。
この交流会は、“同じ価値観を持つ仲間と、等身大で人生を語り合う空間” でした。
FIREを目指す人、すでにFIREを実現した人が集い、お酒を飲みながらそれぞれの生き方や価値観を共有する――そこに、FIRE後の人生の“人生の豊かさ”を感じたのです。
FIREテラスとの出会いが生活のメリハリになる
私がFIREテラスに参加したのは、FIRE仲間から「今度、交流会があるので参加しませんか?」というお誘いを受けたことがきっかでした。
普通なら「怪しい会に誘われた」と元警察官として疑うところですが、
・FIRE仲間が誘ってくれる会
・自分自身寺澤さんを知っていた
ことから参加を決めました。
寺澤さんを知ったきっかけは、書籍「君たちはFIRE後どう生きるか」を読んだことがきっかけとなりました。
FIREした人を集めてそれぞれのFIREまでの過程や考え方を寄稿して制作した本です。
たくさんの考え方や価値観、生き方をこの1冊でしることができるというとても貴重な内容となっています。

そして、交流会は回を重ねるごとにその魅力に引き込まれていきました。今年は10月までに3回参加しました。
参加者の多くは、FIREを実現している人だけでなく目指している人たち。
年齢も職業もさまざまですが、共通しているのは「自分の人生を自分で選びたい」という想いです。
会社や社会の枠組みではなく、自らの価値観で生きる人たちが集まる場所。それがFIREテラスでした。
お酒を片手に語り合うその時間は、なんとも言えない居心地の良さがあります。
「FIREしてよかった」と心から思える瞬間です。
同じ価値観の仲間と出会える貴重な場

FIREを達成すると、一般的な社会から距離を置くことになります。
自由な時間を手に入れる一方で、共通の話題を共有できる仲間が減るという現実もあります。
周囲に「仕事を辞めた」「投資で生活している」と言うと、理解されにくいこともあるでしょう。しかし、FIREテラスでは違います。
そこではFIREという生き方が“前提”として共有されているのです。
だからこそ、遠慮せずに話せる。
将来の投資戦略やFIRE後の過ごし方、家族との関係、趣味の話など、すべてが自然に語り合える。そんな場はなかなか存在しません。
FIREテラスはまさに、“FIRE後の孤独”を癒すコミュニティのような存在なのです。
FIREと映画マトリックスの現実世界に目覚める感覚

「青いクスリ」と「赤いクスリ」
映画『マトリックス』には印象的なシーンがあります。
主人公ネオが、「青いクスリ」を飲めば仮想現実の中に留まり、「赤いクスリ」を飲めば真実の世界に目覚めるという場面です。
私にとってFIREとは、まさにこの“赤いクスリ”のようなものでした。
多くの人が「会社に勤めるのが当たり前」「働き続けることが正しい」と信じている世界(仮想現実)から抜け出し、本当の現実を見つめる選択。それがFIREです。
FIREを達成することで、社会構造の仕組みやお金の流れ、人の価値観がまったく違って見えてきます。
FIREは逃げではなく“気づき”のプロセス
世間では「FIREは仕事から逃げる行為」と誤解されがちです。
FIREを通じて初めて、これまで無意識に受け入れてきた社会の“構造”や“常識”に疑問を持つようになります。
たとえば、働くことの意義、家族との時間、心のゆとり――どれもFIREを経験する前は見過ごしていたことです。
FIREをした人たちが共感し合えるのは、単なる経済的自由ではなく、「自分で生き方を選んだ実感」を共有しているからこそです。
FIREテラスで感じた“現実世界の温度”
FIREをして一番感じたのは、時間の流れが違うということでした。
警察官だった頃は、毎日がタスクに追われ、いつも未来のために“今”を犠牲にしていました。
しかし、FIREをしてからは、今日を生きること自体が目的になる。
FIREテラスで同じような考えを持つ人たちと過ごす時間は、そんな「リアル」を感じるひとときです。
お金や地位の話ではなく、「これからどんな人生を送りたいか」という純粋なテーマを語り合う。そんな空間こそが、FIRE後の最大の贅沢だと感じています。
私自身の今の目標は、子どもが来年生まれたら小学校に上がる前にモルディブ旅行へ行くことを目標にしています。
FIREコミュニティが人生にもたらすもの

新しいつながり
FIREをすると、時間と自由は手に入りますが、孤独を感じる瞬間もあります。
特に会社という組織を離れると、共通の価値観を持つ人が急にいなくなるのです。
しかし、FIREテラスのようなコミュニティに参加すると、その孤独は一瞬で消え去ります。
共通するのは「人生を自分でデザインする」という意志。誰も他人を否定せず、むしろ互いの生き方を尊重し合う。そんな心地よい関係がここにはあります。
FIREコミュニティは、まさに“新しい時代の人間関係のかたち”と言えるでしょう。
FIREテラスの魅力は“上下関係がないこと”
FIREテラスに参加して感じたのは、誰もマウントを取らない、上下関係のない空気です。
資産額や肩書き、職業の違いは関係ありません。
みんながフラットな立場で、純粋に人生を語り合う。FIREを達成した人も、これから目指す人も、同じ目線で未来を考える。
そんなフラットな関係性こそ、会社員時代には得られなかった心地よさでした。
社会的な肩書きを脱ぎ捨てて“人としての自分”に戻れる。それがFIREテラスの最大の魅力です。
おわりに

FIREをしてから、人生の楽しみ方が大きく変わりました。
特に「人とのつながり」を通じて得られる幸福感は、想像以上でした。
寺澤さんが主催するFIREテラスのようなコミュニティは、同じ価値観を持つ仲間と出会える貴重な場所。
お酒を飲みながら人生を語り合う時間こそ、FIRE後の最高の贅沢です。映画『マトリックス』の“赤いクスリ”のように、FIREは仮想の世界から現実へと目覚める選択。
ぜひ、いつかFIRE交流会で乾杯しましょう!
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