【21世紀の資本要約】資産を増やしたいなら投資は必須【r>gから学ぶ】

投資
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来年には、ベビーブーマー世代(団塊の世代)が後期高齢者となり、日本の社会保険がさらにひっ迫していく可能性があります。これを2025年問題と呼んだりします。

つまり、若い世代(主に20代から30代)の人達は、資産形成してくことがより難しくなるとさえ言われています。

そのような中で資産形成していくなら投資は必須であると言えます。なぜそういえるのか・・・フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が著書の中で証明しました。今回は、ピケティさんの著書21世紀の資本の中で証明された「r>g」について、詳しく解説していきたいと思います。

gantaro1985

はじめまして!ミニマリストがん太郎です。
・新卒で勤めた警察官を2023年に退職
・節約家×本業共働き×投資で貯めた資産7,000万円
・私(もうすぐ40代)と妻とのセミリタイア生活を発信
・資産を貯めた方法やミニマリスト生活など発信
・現在は、名古屋へ移住しセカンドライフ開始
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資産を増やしたいなら投資は必須(r>g)21世紀の資本

この記事の結論

r>gを知れば投資が資産形成の最適解とわかります
  • 労働賃金(g)の増加よりも投資(r)で増加する資産の方が増加率が高い
  • これにより世界の貧富の差は拡大を続けている
  • だから資産形成をするなら投資は絶対に必須になる!
  • 投資の魅力を伝えることでよく取り上げられる本だが本来、格差を是正する方法を示した本である

世界経済の成長よりも資本家が投資で得る資産の方がより早く増加し成長していきます!もっと簡単に言うと労働よりも投資の方が速く資産形成ができるということです。

富裕層は、稼いだ資金を投資に回しさらに資産を得る→これによって、世界の富の差はどんどん拡大していくというものです。なぜなら労働賃金は年間で1%から2%増加するのに対して、投資で資産が増える成長率は年間5%になるとされているからです。

72の法則で資産が倍になる期間を計算すると2%で約36年となり、5%の場合約14.4年となります。年数で見ると恐ろしいほど速度に違いがあることがわかりますね。

だから!

私達のような庶民も資本家達と同じように投資をして資産を形成していきましょう!

というのが大切になります。

しかし、本書の内容は、投資のすごさを伝えることではなく、富の格差が産まれる原因とそれを是正する方法を書いた本なのです。結果的に富の拡大方法は、投資であることをデータで示すことになったのです。

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21世紀の資本の要約

トマ・ピケティさんとは

トマ・ピケティ氏(Thomas Piketty)は、フランスの著名な経済学者です。特に経済的不平等の研究で知られており、膨大な統計データを用いて格差と再分配の問題を分析しています。

ピケティ氏は1971年にパリ郊外のクリシーで生まれ、パリの国立高等師範学校(ENS)で学びました。その後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得し、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執りました。

資本主義の見直し

トマ・ピケティ氏の21世紀の資本は、現代の資本主義がどのように経済格差を拡大させているかを詳細に分析しています。特に、富裕層がますます富を蓄積し、中間層以下が取り残される現状を問題視し、この解決策について膨大なデータを基に導き出しました。

累進的課税の導入

ピケティ氏は、富裕層の資産に対して累進的な課税(資産に応じて高い税金をかける)を導入し、その税収を中間層以下に還元することを提案しています。これにより、経済格差を是正しようとしています。

r > g の公式

ピケティ氏は「r > g」(資本収益率が経済成長率を上回る)という公式を提唱しています。これにより、資産を持つ富裕層が労働者よりも速いペースで富を増やすことができると説明しています。

r > g とは?

r(資本収益率)とは?

資本から得られる収益率を指します。これは、株式、債券、不動産などの資産から得られる利潤、配当金、利息などを含みます。ピケティの研究によると、過去200年以上のデータを分析した結果、資本収益率は平均で年に約5%程度であることが示されています。

g(経済成長率)とは?

経済全体の成長率を指します。これは、労働による所得の伸び率やGDPの成長率などを含みます。ピケティの分析では、経済成長率は1%から2%の範囲で収まっていることが明らかになっています。

不等式の背景

ピケティは、過去200年以上のデータを分析し、資本収益率(r)が経済成長率(g)を常に上回っていることを示しました。

  • 資本の蓄積: 資本を持つ人々(富裕層)は、資本から得られる収益を再投資することで、さらに多くの資本を蓄積します。これにより、資本収益率は高く維持されます。
  • 経済成長の限界: 経済成長率は、人口増加や技術革新などに依存しますが、これらの要因には限界があります。特に先進国では、人口増加が鈍化し、経済成長率が低下する傾向にあります。

データ分析の手法

ピケティの研究は、歴史的なデータに基づいた実証分析に特徴があります。彼は以下のようなデータを収集し、200年分を分析しました(笑)恐ろしい量の膨大なデータを分析したそうです。

  1. 税務統計:各国の税務データを用いて、所得と資産の分配状況を分析しました。
  2. 相続記録:相続に関するデータを収集し、富の世代間移転の影響を調査しました。
  3. 長期間のデータ:短期的なデータではなく、過去200年以上にわたる長期間のデータを用いることで、資本主義経済の構造的な問題を明らかにしました。

おわりに

r>gなんて普通に生活していたらほとんどの人が知りません。この言葉を知っているだけで恐らく日本でも上位数%の貴重な存在の方だと思います。

もしまだ投資をしていない方はぜひこの機会に投資を始めるきっかけになればと思いブログにしてみました。これからさらに難しくなる資産形成を可能な限り早く始めることが大切です。

最後までご覧いただきありがとうございました!

人生一度きり!右肩上がりでいきましょう!

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